映画127時間

映画127時間を見ました。


感想:感謝と喜びと痛みで咽び泣く映画

into the wild といい、レヴェナントといい、自然に取り残される映画はどれもしんどい描写が多いのですが、その中でも最もしんどい部類に入る映画だった(主に腕が)

 

ただ、into the wildやレヴェナントではワクワク感や壮大な自然の美しさを感じる余裕があったけど、こちらは主人公のしんどさをひたすら感じました。まあ、岩に挟まってたら自然の美しさなど言ってられないだろうし。

 

詳細は書きませんが、一番印象に残ったシーン。あのシーンではありません。

 

主人公は絶望的な状態で、宇宙の始まりから今までの自分の人生での行動の全てが、大地の裂け目で岩に挟まれることに繋がっていた、と悟るシーンです。

 

この岩はここで僕が落ちるのを待っていたんだ、と。

 

ここで、主人公と同じように、自身が運命の全ての責任を負っているという事実を、観客は思い出します。秀逸なシーンだったと思います。

 

例の腕を切り落とすシーンも、傷口はぎりぎり見せないで、痛みを想像させるような手法が秀逸でしたが、この映画の核心は、主人公が自身の運命を自身が担っていると気づくこと、そして限界状態でまだ見ぬ子供や家族の幻覚を見て、覚悟を決めるところにあると思います。

 

見終わった後には、生きていることのありがたさを感じ、また人に会えるんだ!と救出されたアーロンと同じように、疲れと安堵と喜びで泣いてしまいました。

 

彼が、極限状態で見た幻覚や、運命の描写がなければ、ただのグロい脱出劇で終わっていただろうから、制作陣はアーロンのことを理解し大切に作った映画なのだな、ということが分かりました。生きてて良かった!