MILESTONE

なぜ絵を描くのか。

 

保育園の頃から絵を描いていました。

自分にしか分からない物語をつけて。

音楽と図工と国語が好きでした。

中学に入って音楽か美術かを選ぶ機会がありました。吹奏楽部の先輩が美術部を地味でつまらない部活だからやめときなよと言っていて、なんとなく僕は腹を立てて美術部を選びました。美術部で絵を描く日々は本当に楽しくて、つまらない部活だとは思いませんでした。動物図鑑のスケッチや油絵の匂い。美術資料集の岡本太郎。夏の暑さと白いシャツと15号キャンバス。ねぷたつくり。全てにおいて宝物のような記憶で、喜びに満ちていました。自分のものづくりの原体験です。高校に入り僕は美術部に入りました。油絵を描いたりオブジェを作ったりデッサンをしたりしてました。大学にはいり、一度は絵を描くことをやめようかと思ったものの、なんとか続けました。なぜ絵を描くのか。それが宝物だったからです。この本は自分にとってのMILESTONE、道標です。ローマへと続く道を迷わないように照らしてくれる記憶です。4年分の作品のデザインを大学の親友である赤さんにお願いしました。